今日の内容は賛成・反対の意見があることを承知した上でお話しします。
私たち夫婦は30代で尊厳死協会に入会しました。
よく夫婦で「人間、いずれ死ぬもんね」という話しをしていて、アイバンク、腎バンク、臓器提供、献血などいろいろやっていて「俺は自分の意思に反して、チューブにつながれて生かされるのはやめて欲しいなぁ」「私も」という話しをしていた流れで尊厳死の話しになり資料を取り寄せて入会しました。
そして「尊厳死協会に入った」と話したら当時、今の私と同年代、70代中頃だったオヤジが、「俺はそんな人殺しみたいなのは嫌だからな!」と言ったのです。
でも、よく意味を理解したら「いいな、これ」という話しになり、オヤジとオフクロは夫婦で入会しました。そこで2人とも亡くなる時は胃ろうになったり、チューブにつながれたりすることなく静かに亡くなりました。
2020年11月に妻が子宮ガンで召天(私たち夫婦は2015年4月からクリスチャンなので亡くなることを召天という)した時もこの尊厳死協会のカードがあったおかげで病院から自宅に帰ってくることができてとてもとても喜んでいたので私はすごく幸せです。
このカード(=本人の意志表示)が無いとお医者さんは「お前が退院させたから死んじまったじゃないか!」などと裁判ざたにされたりしたくないので病院から出さずに延命治療の方向に進むことが普通です。
同居していた家族が、「オヤジは胃ろうなどの延命治療は望んでいなかった」と言っても親戚・兄弟などから「お前、オヤジを殺すのか!」と言われたりすると、本人の意向ではなくてもお医者さんは必ず生かす方向に行きます。
それが本人の希望であればいいんですけどね。
妻と私は自分の死に方は自分で選びたいという考えです。
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