距離はゼロ

定年後、夫婦関係を長続きさせるには適度な距離があった方がいいという記事をよく読みます。

別に仲が悪いわけではなくても眠りのサイクルの違いなどから家の中で別々に寝ている夫婦もいらっしゃるようですね。

うちはお互いにくっついているのが好きだったので、「定年を迎えると家の中で別々に寝ていたりする夫婦も多いようだね」「やだそんなの、せっかく一緒にいられるようになったのに」ということで、

買い物や教会に行く時は手をつないで歩き、妻の和江が教えている茶道教室には私が荷物持ちで手伝い、お茶会があると一緒に行って楽しみ、私が関わっていたYMCAや社会貢献のイベントには和江が一緒に来る、息子が小さかった時は和江はPTA活動、私は時々息子と山登りというように役割分担をしていたこともあります。

日常の生活は毎日一緒に風呂に入り、厨房に並んで一緒に食事を作って食べ、シングルとセミダブルを並べたベッドの片方でのしかかるように寝ていました。

オヤジが亡くなったあと、同居していた私の母親と和江と息子と私と4人で望水という宿に泊まったときに、貸し切り風呂に4人一緒に入ってゆったり楽しんでいたので、風呂が一緒というのはうちでは特別なことではないです。

夫と妻が快適な温度が違うので一緒にいると合わせることが難しいという人もいますね。うちは妻が高体温生物で冬は湯たんぽのようでいいんですが、夏は触ると暑い、というより熱い! 

クールマットがすぐに温まってしまいベッドの上をコロコロ… 首に巻くアイスノンベルトを買ってきたら、すぐ柔らかくなってしまい、「使い物にならない!」と言ってブンッとぶん投げてしまったので、夏はいつも大きなアイスノンをタオルでくるんで妻の枕にしていました。

それでも朝になるとコロコロの結果、私の足の方に和江の頭があったり…

そんな状態でも一緒にいることが楽しい。(*^_^*)

ここから先は私にとっても意外なことなので、多くの人には『そんなことはあるわけがない』と思われてしまうかも…

そんな生活をしていたからかな~3年ちょっと前に子宮がんで召天した和江は今でも幸せそうに私の頭の左側にくっついていて、どこかに行ってしまった感じもなく、ありがとう 幸せですと感謝していて、不思議なことがたくさん起きています。

いつも一緒 ずっと一緒

※私は超自然的なことにはまったく縁がないので初めて味わう感覚です。

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