高齢になっても毎日ほとんど惰性で夕食の時に、ビール・ワイン・焼酎・日本酒…などなどアルコールを飲んでいました。
でも飲むとすぐ眠くなってしまい、今日やろうと思ったことも、『まあいいや、明日にしよう』となってしまうので、そういういい加減な生き方に嫌気がさしていたし、献血をやっていた時は(70過ぎたので今は献血ができません)ちょっとアルコールの量が高まると途端にγ-GTPの数値が跳ね上がったりするので、
何度も酒をやめようと思って、「土日だけにしよう」「丸2日あけると肝臓へのダメージは無いらしい」と考えてチャレンジし、冷蔵庫に入っていた酒を流しに捨てたりしたけどまた買ってきてしまうことを繰り返していました。
でもある時に気づいたんです。
人間は無意識に思っていることは必ず達成する。そして無意識は意識の領域の7,000倍とか60,000倍の力を持っていると言われている。
「土日だけにしよう」というのは、「(本当はやめられないから)土日だけにしよう」と( )の無意識を自分に言っていたんだ! と気づきました。
そこで家に帰って妻に、「俺、酒をやめる」と言ってその日からパタッとやめました。
その直後にイベントの打ち上げで、「今日、〇〇さんが出席できないということで、このお酒の差し入れがありました。これで乾杯しましょう」と、獺祭二割三分という自分ではなかなか買えない酒が出てきましたが、注がれたカップを「口をつけていないのでどうぞ」と他の人に譲り、もう4年以上、1滴も飲んでいません。
体調も頭の思考もすこぶる快調。人付き合いもとても拡がっています。酒を飲まないと楽しく付き合いができないなんてことはありません。
昔、超々ヘビースモーカーで、タバコで次のタバコに火をつけていた先輩社員が会社に喫煙室ができて、そこで吸うことになった時、「俺の机から喫煙室まで〇mある。俺はこれから定年までこの距離を行き来するのか。そんな無駄な人生は送りたくない」と言って一日何箱も吸っていたタバコをその時からゼロにしました。
どんなに飲んでいても、どんなに吸っていても、ゼロにする人間は辞められる。
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